睡眠時無呼吸症候群とCPAP療法|瀬谷いろどりハート内科クリニック 横浜市瀬谷区 循環器内科 内科 睡眠時無呼吸症候群 漢方内科

横浜市瀬谷区 循環器内科 内科 睡眠時無呼吸症候群 漢方内科の瀬谷いろどりハート内科クリニックの診療時間は月・火・木・金 9:00~12:30、14:30~18:00、土9:00~13:00 【休診】水曜、土曜午後、日曜・祝日

横浜市瀬谷区・大和市の内科・循環器内科 瀬谷いろどりハート内科クリニック

横浜市瀬谷区・大和市の内科・循環器内科 瀬谷いろどりハート内科クリニックの電話番号は045-303-3051

横浜市瀬谷区・大和市の内科・循環器内科 瀬谷いろどりハート内科クリニックでは駐車場248台を完備しております。

睡眠時無呼吸症候群とCPAP療法

当院では、「心臓の健康を守るために、夜間の呼吸を整えること」が極めて重要だと考えています。

なぜなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、高血圧・心不全・不整脈・脳卒中・心筋梗塞など、さまざまな循環器疾患のリスクを高めることが明らかになっているからです。

SASとは? 夜、知らぬ間に心臓に負担をかける病気

SAS(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、酸素が足りない状態が繰り返される病気です。

本人は気づきにくい一方で、体は「酸素不足」と「睡眠の分断」によって大きなストレスを受けています。特に注目すべきは、SASが心臓と血管に慢性的なダメージを与える点です。

夜間に血圧が下がらず、高血圧のコントロールが難しくなったり、心房細動などの不整脈を引き起こしたりします。

また、SASは心不全の悪化因子としても知られており、治療の一環としてSAS対策を行うことは、現代の循環器診療において非常に重要です。

こんな症状、ありませんか?

以下のような症状は、SASのサインかもしれません。

  • 家族に「いびきがうるさい」「呼吸が止まっていた」と言われた
  • 朝の頭痛、熟睡感のなさ、日中の眠気
  • 夜間の頻尿、何度も目が覚める
  • 高血圧の薬を飲んでもコントロールが不安定
  • 心不全、不整脈の再発を繰り返している

当院では、このような症状がある方に対して、睡眠検査(自宅で可能な簡易検査を含む)を行い、必要に応じて治療を提案しています。

CPAP(シーパップ)治療とは?

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)とは、就寝中に鼻マスクを通じて一定の空気圧をかけることで気道を開き、呼吸停止を防ぐ装置です。

中等度以上のSASに対して最も効果的な治療法として世界的に標準化されています。

CPAPを正しく継続使用することで

  • 高血圧や不整脈の改善
  • 心不全の増悪予防
  • 脳・心血管イベントのリスク低下
  • 日中の眠気の改善、生活の質(QOL)の向上

など、多くのメリットが期待できます。

瀬谷いろどりハート内科クリニックの取り組み

当院では、循環器専門医の立場からSASと心血管リスクの関連を重視し、以下のような体制でCPAP治療を提供しています。

  • 問診・簡易検査によるスクリーニング
  • 必要に応じた終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
  • 患者さんの病態と生活背景に応じた機器設定と指導
  • 治療効果のモニタリングと定期的なフォローアップ

睡眠中の呼吸を整えることは、単なる「いびきの治療」ではなく、心臓の負担を軽くし、将来の病気を防ぐための大切な第一歩です。

ご家族の協力も重要です

ご本人が自覚しにくいSASの症状は、ご家族からの情報が手がかりになることもあります。

大きないびきや夜間の呼吸停止、日中の眠気に気づかれた際は、ぜひ一度ご相談ください。

心と体を支える「睡眠」の質を一緒に見直しましょう

心臓を守るには、昼の治療だけでなく、夜の健康管理も必要です。いびきや眠気は「ただの疲れ」ではなく、心疾患のサインである可能性があります。

睡眠の質を整え、心臓と全身の健康を守るために。 私たちは、地域の皆さんに寄り添いながら、一人ひとりに合った診療とCPAP治療を提供いたします。

文責:瀬谷いろどりハート内科クリニック院長 五十嵐 厳
プロフィールはこちら

このページの先頭へ戻る